家族全員で協力しながら日々木炭と向き合っています。
恵まれた機械もなく、クワ1つで炭窯を作り、木炭の製造を始めました。
5年間手伝いをしながら炭焼きの勉強をさせていただいた師匠や、
昔に炭焼きをやっていたという地元の方にアドバイスを受けながら半年かけて作った炭窯です。
炭屋 yamakuraiは、山を喰らう(山で食べていく)、山が暗い(山に人手が入らない)、山CRY(山が泣く)という意味を込めてつけました。なにも手を付けていない自然は神秘的で魅力的な面もありますが、長い間手入れをされていない山は木や葉が光を遮るので暗く、うっそうとして植物などは育ちにくく、人も立ち寄りにくくなってしまいます。
私は、原木を最大限活用できるのが日本の炭焼き文化だと思っています。
山の生態系バランスを崩さないように配慮しながら木を伐採することで、そこに住む人、山、川、全てに良い影響を与えることができます。そこから生まれた木炭や木酢液は人の手で作り出した薬品などとは違い、天然ものなので安心してお使いになれます。我が家の木炭や木酢液をお庭の掃除や家庭菜園、お散歩やピクニックに携帯していくなど、身近なところで取り入れて活用していただきたいと思っています。